サムスンのExynosス車載用プロセッサ、Exynos Auto V9。

車載用プロセッサ

Exynos Auto V9
車内でのユーザー体験を再設計
Exynos Auto V9は、車内でのさらなるユーザー体験と、安全な走行をサポートする強力でスマートな性能を提供します。 Exynos Auto V9は、様々なアプリケーションを複数の画面で動かせるよう設計されており、AIやマルチカメラにより安全な走行をサポートします。

マルチディスプレイおよびカメラ

没入感の高い運転体験
Exynos Auto V9は、情報・エンターテインメントコンテンツ向けに最大6台の車内ディスプレイを同時にサポートします。 また、ドライバーモニタリング、前方・後方カメラ、デジタルインナーミラーなど先進的な運転支援機能向けのマルチカメラのセットアップのために、最大12台のカメラを同時にサポートします。
複数のディスプレイが装着された車載用インフォテインメントシステム。 HUD、デジタルクラスター、センターコンソールと後席モニター。

性能

スマートな処理能力
Exynos Auto V9には、強力なオクタコアCPUとトライクラスター(Tri-Cluster)GPUが内蔵されており、マルチOSやデジタルコックピット機能などを複数の画面で同時にスムーズに実行します。 Exynos Auto V9は、マルチコアMali-G76 GPUを3セット搭載しており、各セットはデジタルクラスター、センターインフォメーションディスプレイ(CID)、後部座席エンターテインメント(RSE)のグラフィックス性能を担当します。 さらにExynos Auto V9は、ニューラルネットワークプロセッサ(NPU)を搭載しています。 そのため、快適で安全なドライビング空間を作り、スマートな デジタルコンシェルジュサービスを提供できます。
オクタコアCPU、トライクラスターGPU、NPUを示すイラスト

マルチオペレーティングシステム(OS)

目的に合わせたOSサポート
安全性と多目的性を確保するために、Exynos Auto V9プロセッサは、タイムクリティカル(time-critical)サブシステム向けのリアルタイムOS(RTOS)にはQNXをサポートし、汎用OS(GPOS)向けにはAndroidまたはLinuxなどのマルチOSをサポートしています。
RTOSはQNX、GPOSはAndroidまたはLinuxをサポートするExynos Auto V9。

安全

安全運転のための部品設計において、機能安全(Functional Safety)は特に重要です。 Exynos Auto V9には、システムの運営をリアルタイムで保護する機能があります。 そのため、プレミアム車載インフォテインメントシステムに求められる安全水準、ASIL-Bに準拠しています。
チャイルドシートに座る子供。

仕様

  • アプリケーション
    AI, Automotive
  • 製品ステータス
    Sample
  • プロセス
    8nm FinFET
  • CPU
    Cortex®-A76x8
  • GPU
    Mali-G76 (MP12+MP3+MP3)
  • メモリー
    LPDDR4X
  • ストレージ
    UFS 2.1
  • ディスプレイ
    Up to 6 displays, 2x DP 4 lanes, 2x MIPI DSI 4 lanes
  • カメラ
    Up to 12 Cameras,
    4/4/4 MIPI CSI
  • コーデック
    4K 120 fps encoding/decoding
  • イーサネット
    2x Gb Ethernet
  • Audio DSP
    4x Hi-Fi 4
  • NPU
    Embedded
  • セキュリティ
    TrustZone,
    Secure Boot, Crypto Engine
  • インターフェース
    SPI, UART
  • 高速I/F
    PCIe Gen3 8 lanes
  • Virtualization
    Hypervisor
  • *本文書に記載された製品の特長、構成品、性能、可用性および機能、ここに記載のないすべての機能、仕様とその他の製品情報は、予告なく変更されることがあります。